第8波からの学びと5類移行後のワクチン接種のあり方 忽那先生の講演
5類になっても
健常人は年一回秋から冬にかけてワクチンを打つこと
重症化が予測される高齢者や何かしらの疾患の持っている方は年に2回ほどワクチンを打つ
医療従事者や介護者は5~8月の間にワクチン接種を推奨されている。
1年間はワクチン接種が無料である。
新興感染症
14世紀~18世紀のぺスト流行
1918年 スペイン風邪
20002年SARS
2009年新型インフル
2015年 ジカ熱 デング熱
人間は感染症と戦っている。
新型コロナウイルス感染症は100年の一度のパンデミックである。
人口の爆発的増加、産業科学技術の発達、気候変動、旅行貿易の拡大
14世紀頃のペストの流行に比べると
当たり前であるが 新型コロナウイルス感染症の拡大の仕方は急速である。これだけ人類が便利な乗り物を使って動いたり輸送ができたり
今後もなにか新興感染症はグローバルに感染症は広がっていくであろう。
私たち医療者は感染に強い医療体制をつくること
感染に強い人材を育てていくこと
基本の感染対策は手洗い、換気。
新型コロナウイルス感染症は 短い距離では エアゾル 飛沫 直接接触
以前ほどアルコールで吹き上げる消毒は必要なくなっている。
近い距離での会話はマスクをつけている方が予防にはなる。
というのも新型コロナウイルス感染症はインフルエンザに比べて感染した時に症状がなくてもウイルスの排出が見られる。なので医療機関などではやはりマスクが推奨される。
イギリスではほとんどマスクをしている姿を見かけないが
イギリスでは抗体保有率が2022年秋頃には90%以上
集団免疫を持っている。
日本の抗体保有率が2022年の11月には25%
イギリスではかなり多くの人が免疫を獲得していると思われるが 新型コロナウイルス感染者の死者も多く日本の約6倍である。それだけ犠牲を払っている。
アメリカではXBB1株がふえているが これもオミクロン株とほぼ同じなので
オミクロン株のワクチンは効果があるといわれている。
ケアネット 2023/3/8の講演からです。