ストレス脳 スマホ脳を読んだら読むべき本
スマホ脳でで有名になったアンデシュハンセンの本。
毎回読むことにベストセラー作家というのが分かる。面白かった。
現代に生き残った私たちは色々な危険な場面を回避し生き残った子孫である。
よって色々なものに不安に反応し続ける結果による。
なので8人に1人が鬱になるというのは自然な現象なのかもしれない。コロナ禍になってうつが問題になっているが、うつ症状で引きこもることによって感染から私たちの身を守るという行動をとっているのは納得した。孤独が鬱を増加させ人間の寿命にも関係してくる。最近言われていることであるが、運動がうつを改善する。
尋常性乾癬という皮膚の慢性の炎症の疾患がある。
患者さん全員ではないか、うつ病のリスクが高い。
炎症が続くと人間の体は感染が起きたと勘違いして 籠る。
そう考えると皮膚の慢性炎症である尋常性乾癬にうつ病リスクが高いということは本当に膝を打つ内容であった。
尋常性乾癬は皮膚のメタボリックシンドロームと言われるように糖尿病・高脂血症・肥満の合併が多い。脂肪細胞から炎症をジャッキするような物質もでている。
尋常性乾癬の患者さんが運動することによって メタボリックシンドロームを改善するしうつ症状も改善してくるそして皮疹も良くなってくる。
この本を読むと都会でデスクワークをする運動不足になるということがいかに危険であるかということがよくわかった。