まりんぷりん’s blog

50代女性です。豊かな老後を気づき上げていく予定。

新型コロナからいのちを守れ(読書記録)日本の第一波が起きたときの専門家会議クラスター班の裏側

感染症数理モデルというのを初めて聞いた。8割おじさんは有名になったが。日本での初めての感染症数理モデル第一任者。

ウイルスの潜伏期間・不顕性感染などウイルスの性質がわかっていない時期のパンデミック予測は困難である。

数理モデルのプロが持てるスキルを駆使して、未知の感染症の潜伏期間や発症間隔、重症化リスク、基本再生産数などの推定値を割り出していった点は、原発と異なり、大きな指針を示せたのではないか。

 

 

北海道で初期に感染制御ができたのも数理モデルがあったからと理解できた。

クラスターをつぶすことそれだけでも日本のコロナのピークを遅らすことができたと思う。

クラスターから共通項を探り まず締め切った空間では20倍の感染者が起こりやすい。

そこから官僚が3密という言葉を作り出して 世に広める。

 

官僚は常に父権主義的発想 つまり上から下へ 個人の意思を介さず命令する思考

西浦氏は リスクインフォームドディシジョン。

今回のパンデミックで どういったリスクの認識下に意思決定をしてもらうという

サイエンスコミュニケーションを実践してもらいたく 説明をしていったが

結局は 結果ありきで 避難をあびてしまった。

なにも対策をしなかったら 42万人が死亡すると。

 

 

感染者がおえなくなり クラスター潰しができなくなった時点で

日本は2020年4月7日 緊急事態宣言にふみきった。

 

 

差別になりかねない緊急事態宣言 夜の街への制限を

科学者に宣言させるように押しつけようとしたのは 政治家はどうなっているのかと思う。

 

イタリア ニューヨークなどでオーバーシュートが起きる中で

この感染数理モデルがあったおかげで ピークは 後ろへずらすことができたと

思われる。

 

 

 

読んだ後に気づいたが

東日本大震災の時は民主党が政権を握っていた。

原発事故の対応のお粗末さを思えば今回の自民党の対応はずっとマシのような気がする。

立憲民主党の枝野さんのコロナをおいて自民党はうちわもめをしているという

批判はちょっとどうかなと思う。