生きるための選択 少女は13歳のとき 脱北することを決意して川を渡った (読書記録)
北朝鮮の人々の暮らしを読むことができ本当に衝撃を受けた
日本人として生まれたことに感謝である。
北の生活は想像を絶する。
想像を絶する貧しさ。
土地が貧弱すぎて 作物がそだたないため人・犬の糞でさえ盗まれる。
幼い少女の夢はお腹いっぱいにパンを食べること。
小学生の女の子が街中で公開処刑が普通の日常として見られている。
その罪が牛を盗んだという 先進国では考えられない。
キム一族は全知全能でその人の思考までも読み取るができると思われている。
独り言で政府を批判しようものなら 鳥や虫までもそれを聞き取って 金氏に密告されるため 小さい頃から自分の考えを言葉に出さないようにとしけられている。
脱北するには中国との国境を渡らなければならない。
中国人のブローカーが存在する。
北朝鮮の脱北した女性は中国人ブローカーにレイプされる。
主人公のパクヨンミの母は娘をかばうため娘の目の前でレイプされた。
中国に入っても 中国人に 売春婦や 家の嫁というかほぼ奴隷の近い存在として扱われる。中国の警察に見つかるとまた北朝鮮に連れ戻され牢獄に収容される。
行方不明になった姉を探しながら中国でくらしモンゴルに行くと韓国政府に保護されるルートがあると知り モンゴルへ行く決意をする。
その道のりはまた 嶮しく 寒さと飢え。
モンゴルについてから北にもどされそうになり自殺覚悟であった。
無事モンゴルから韓国にいけることになった。
しかし韓国に入ると 洗脳された心は容易に打ち解けることがなかった。
自由で選択肢があるということの苦しさ。自分で決めなければいけないという大変さ。
彼女は生きるために脱北したというバイタリティももっている。
読書をすることによって 自分の脳が生き返るのを感じ、不毛だった土地に新たな道
が出現するように生きていることの意味人間であることの意味を気づいていった。
猛勉強の末 韓国の大学を卒業し
ヤングワールドサミットでの英語のスピーチで世界の注目を浴びる。
脱北した女性の人権がどれだけ踏みにじられていることか。。。
YouTubeで彼女のピーチが見ることができる。
北朝鮮の暮らしを告白することは命掛けである。
涙、涙、、、
読み応えのある一冊であるとともに北朝鮮から逃げ出す人たいの助けになりたい。